「仕事でもないし、今さら習うなんて…って思ってたんですけどね」
そんな言葉を笑顔でおっしゃっていたのは、先日シオンパソコンスクールにご連絡をくださった新規のご入会希望の方。
きっかけは、“ボランティア活動での新しい役割”でした。
最近、地域のボランティアグループの中で、資料作成や会計処理といった業務を担当することになったとのこと。
これまでは他の方が担っていた役割でしたが、その方が引退されるということで、思いがけず引き継ぐことになったそうです。
「ワードはちょっとだけ使ったことがあるんです。でも、エクセルって全然触ったことがなくて…」
というご相談から、今回はエクセルの基礎からしっかり学ぶコースでスタートすることになりました。
「とりあえずやってみたけど…全然わからない!」
実は、入会前にも何度かご自身でパソコンを立ち上げて、エクセルを開いてみたことがあったそうです。
「入力はできるんだけど、何をどうすれば計算されるのか、何が正しいのかも全然わからなくて」
ギブアップ寸前でご連絡くださいました。
最近のエクセルは、見た目も操作感も昔のものと大きく違っています。
リボンと呼ばれるタブ式の操作メニューや、スマートな自動機能など、一見便利そうでも慣れていない方には難しく感じることも。
でも、大丈夫です。
シオンパソコンスクールでは、「わからないところは何度でも」「つまずいたら一緒に見直し」
というスタイルで、一歩ずつ確実に進めていきます。
10年前とは違う、今の「当たり前」
今、多くの方が実感されているのが、パソコン操作の“当たり前”が10年前と大きく変わってきているということ。
以前はファイルをUSBで持ち歩いたり、保存ボタンを押していたのが当たり前でしたが、
今ではクラウド保存や自動保存が標準になり、「保存するってどうやるの?」という質問すらあるくらいです。
また、メニューの配置も変わり、昔ながらの「ファイル」「編集」「表示」といったメニューがなくなり、リボンの中にすべて集約されるようになったため、長年使ってきた人こそ「戸惑う」という声も多く聞きます。
今回ご入会いただいた方も、
「昔できたことができなくなってるって悔しいですよね」
とおっしゃっていましたが、むしろその気持ちこそが学びの第一歩。
10年前とは違う操作に戸惑いながらも、「ちゃんと覚え直して、きちんとこなせるようになりたい」という思いがヒシヒシと感じられました。
「実際に必要なこと」から始めましょう
私たちが大切にしているのは、「まずは今必要なことにしぼって学ぶ」ことです。
すべての機能を覚える必要はありません。
でも、いま目の前にある「会計表を作る」「合計を出す」「印刷を整える」といった実務は、丁寧に練習していきましょう。
実際、エクセルは難しい数式を使わなくても、「合計」や「平均」など、よく使う関数だけ覚えれば十分なケースが多いんです。
そして、練習には身近な例を使います。
今回の方には、「自治会の支出記録表」や「参加者リスト」など、ボランティア活動で実際に使うシートをモデルに、オリジナルの練習教材を作成中です。
使えるようになると、
「ここが計算間違ってるのが一目でわかる」
「印刷して渡した資料がきれいで見やすい!」
と、自信にもつながります。
一歩踏み出した人は、必ず前に進めます
「もう70も過ぎてるんですけど、今からでも遅くないですか?」
と不安げに聞かれる方は少なくありません。
でも、遅いなんてことはありません。
今必要だから、学ぼうと思えたその気持ちこそが、学びのスタートにぴったりなんです。
何かを始めるのに、年齢も経験も関係ありません。
誰かの役に立ちたい、自分でできるようになりたい、という思いがあれば、パソコンもきっと味方になってくれます。
今回ご入会くださった方も、これからゆっくり、確実にエクセルを学んでいきます。
また進捗がありましたら、ご紹介させていただきますね。
あなたも「今さら」と思わず、一緒に始めてみませんか?
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